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執筆者の写真緑のきずなプロジェクト

レイズドベッド と可愛いお客さま

更新日:2018年10月22日

 10月21日(日)レイズドベッド の周りの草刈りをしていると、男の子がやってきました。「手伝ってあげるよ!」『来た、来た!可愛いお客さま。』私はちょっとワクワクしました。まさにトムソーヤの『ペンキ塗りの話』のように。「おばちゃん、その鎌ボクも使いたい!」「これは、子どもは使えないんだなぁ。危ないから。」「ボクもやりたいよ!!!」「そうかぁ… それじゃぁ、お約束を守れるなら、貸してあげるよ!」私はいくつか使用上の注意点を話しました。まあよく働くこと!子どもは元気ですから。「お母さんは?」「お母さん? あのね、弟が生まれるから大変なんだよ!」「そっか… それじゃぁ、あんまり構ってもらえないね。」「うん… ボクはお兄ちゃんだからね、しっかりしないといけないんだよ!」ここからが最高でした。子どもの世界の始まりです。「おばちゃん、草を運んであげるよ!ブルドーザーが来ました。ガー、ゴゴゴー、発車しま~す!」男の子は除草鍬に草を乗せて運んで行きました。もうすっかりブルドーザーになりきっています。そこへ女の子がやってきました。「何してるの? 私も仲間に入れて! ここに何が植えてあるの?」女の子はレイズドベッドを覗き込みました。「あのね!魔法のお花。いい匂いがするんだよ!このお花の匂いを嗅ぐと、幸せな気持ちになれるんだよね!」そう言うと二人は花の匂いを嗅ぎました。「本当だ!すごい!」「今はまだ小さな苗だけど、大きく育ったら、お花を摘んで帰っていいよ! この花で、香水が作れるんだよね!」そう言うと女の子は満面の笑顔になりました。「ママに教えてあげなくちゃ!」その後二人はブルドーザーとクレーン車になり、午前中一杯お手伝いをしてくれました。そこへ、おばあちゃんがやってきました。お迎えです。「今度はいつ会える?」次会う約束までしました。

 

 『可愛らしいお客さま。今日は、素敵な時間をありがとう!来週また会おうね!』レイズドベッドの周りにできた緑のきずな、そしてコミュニティの輪。

 

 『今、地域が空洞化している… しかし、まだ、捨てたもんじゃないな!』そんなことを、感じさせる1日でもありました。



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