千葉市の地域活性化事業である『ゴミ問題を含むレイズドベット・プロジェクト』が『緑の環境プラン大賞』を受賞いたしました。このプロジェクトは、千葉大学・園芸学部・岩崎寛研究室と連携し、市立稲毛高校附属中学校のアクティブ ラーニングの授業として、生徒たちが1年間かけて学び、討論し、煮詰め、アイデアを出してきました。
今回のコロナ騒動は、私たちに色々な問題を考えさせるいい機会を与えてくれたと思います。日々、塾と部活で忙しくしていた生徒たちが、緊急事態宣言で塾へも部活へも行けなくなりました。ピンチはチャンス! ここで生まれた時間のゆとりが、生徒たちに改めて地域や社会の問題に目を向けさせる、良い機会になったと思います。日本は戦後凄まじい経済成長を遂げてきました。戦争を経験した先人たちの努力で、私たちの生活はどんなに豊かになったことでしょう。それなのに何故日本は自殺大国なのでしょうか? そして高齢者の孤独死。私たちは溢れんばかりの物の中で、人間としての本当の豊かさを失ってしまったのだと思います。
今回のプロジェクトには、子供の健全育成、高齢者の健康寿命を伸ばす取り組み、コミュニティ作り、そこに地域が抱えるゴミ問題が含まれています。しかしそれ以上に『人間としての本当の豊かさ』を生徒たちが考えるいい機会になったと思います。
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